「沖縄で土地や家を担保にお金を借りたいけど、どこに相談すればいいの？」
そんな不安を抱えていませんか？
ネット上には情報がわんさかあるものの、古い情報も多くて混乱しますよね。
安心感抜群！地元の地方銀行で低金利ローンを
「どうせ借りるなら、できるだけ金利が低いほうがいい…」と考えるなら、まず思い浮かぶのは地元の銀行でしょう。
金利の面では、地元の銀行・信用金庫のほうがノンバンクより圧倒的に有利です。
沖縄県内には「琉球銀行」、「沖縄銀行」、「沖縄海邦銀行」といった地方銀行があり、それぞれ不動産を担保にしたローン商品を提供しています。
例えば沖縄銀行や琉球銀行では、沖縄特有の「軍用地ローン」という商品まで用意されています。
米軍基地の借地料が得られる土地を担保にできるローンで、融資額は最大5億円規模にもなります。
地方銀行で借りる最大のメリットはやはり低金利。
担保という強力な保証がある分、無担保ローンよりずっと金利が抑えられています。
実際、融資額が大きいほど金利は低くなる傾向があり、軍用地ローンでは2.0～3.0％程度の低金利で借りられるケースもあるようです。
数字だけ見ると「こんなに安く借りられるの？」と驚くほどですが、もちろん審査は慎重です。
銀行の場合、抵当権は第一順位が原則で、収入や信用情報についても細かくチェックされます。
ちなみに、沖縄海邦銀行の前身は相互銀行で地域に根差した歴史がありますし、琉球銀行は戦後まもない1948年設立と沖縄の経済を支えてきた存在です。
こうした老舗の銀行と長く付き合う安心感はお金には代えられません。
地元銀行ならではの「なが〜いおつきあい」というキャッチフレーズ通り、信頼関係を築きながら融資を受けられるでしょう。
とはいえ、銀行だから絶対安心とは言い切れません。
審査結果によっては融資を断られることももちろんありますし、手続きの多さに途中でぐったりしてしまうかもしれません。
親身で身近！信用金庫・労金も地元の味方
堅実な銀行の次に検討したいのが、信用金庫や労働金庫といった地域密着型の金融機関です。
沖縄県には「コザ信用金庫」という信用金庫があり、那覇市や沖縄市など県内各地に支店を展開しています。
加えて、「沖縄県労働金庫」も一般の方から利用可能で、特に労働組合員なら優遇金利で利用できる頼もしい存在です。
こうした金融機関は地元の中小企業や個人の相談にふと耳を傾け、親身に対応してくれる雰囲気があります。
信用金庫・労金が提供する不動産担保ローンも、基本的には低金利で融資期間が長めに設定されていることが多いです。
例えばコザ信用金庫では、県内不動産を担保に 最大1億円まで融資可能なプランが用意されています。
実際の金利水準は個別の審査によりますが、担保評価が高ければ銀行並みの好条件も期待できるでしょう。
労金に関して言えば、住宅ローンなどでは県内トップクラスの低金利で知られています。
不動産担保ローン専用の商品がなくても、融資用途によっては担保提供を条件にフリーローンを組んでくれるケースもあります。
例えば、労金では保証協会付きのローンで担保提供する代わりに保証料を免除するような商品もあり、「保証料0円は助かる」と感じる利用者も多いようです。
スピード重視！柔軟に貸してくれる沖縄のノンバンク
「もう時間がない、背に腹は代えられない！」そんな切羽詰まった状況では、ノンバンク系の金融会社がシュッと素早く手を差し伸べてくれるかもしれません。
ノンバンクとは銀行以外の貸金業者のことで、沖縄県内にも不動産担保ローンを扱う専門業者が複数存在します。
たとえば、那覇市の「沖縄ローンセンター」（1989年創業）や宜野湾市の「マツナミローンセンター（株式会社松並）」、浦添市の「財全ソリューション」、沖縄市拠点の「リプライおきなわ」といった会社です。
ノンバンク最大の強みは審査スピードと柔軟さにあります。
銀行で1ヶ月かかるような審査でも、ノンバンクなら「最短◯日で融資可能！」と掲げていることが珍しくありません。
例えば、沖縄県内の不動産にも対応している「ユニバーサルコーポレーション」では、審査時間が最短当日3時間で、振込まで最短10分と驚くべきスピードです。
ノンバンク各社はそれぞれ工夫を凝らし、「困ったときの駆け込み寺」的な存在感を発揮しているのです。
しかし、その手軽さゆえに金利はやや高めに設定されている点には注意が必要です。
実際、沖縄のノンバンク各社の金利は概ね年5～15％前後に集中しています。
もう一点、ノンバンク選びで絶対に外せないのが信頼性のチェックです。
世の中には残念ながら悪質な業者も存在します。
公式サイトに貸金業の登録番号を明示していない業者や、融資前に高額な手数料を要求する業者は絶対に選んではいけません。
そうした違法まがいのところに限って「審査激甘！誰でも借りられる！」などと謳いがちですが、現実は甘くありません。
信頼できる業者かどうか判断するには、会社の歴史や実績、利用者の口コミを確認するとよいでしょう。
例えば、財全ソリューションは20年以上で2,600件以上の融資実績を公表していますし、マツナミローンセンターも「創業51年以上」の老舗として名が挙がっています。
「審査は銀行より通りやすいって聞くけど本当？」「金利が高いのはどれくらいリスク？」――ノンバンクを検討すると、そんな疑問や不安も湧いてくるでしょう。
ですが大丈夫、冷静にポイントを押さえれば怖がることはありません。
要は信頼できる会社を選び、無理のない金額を借り、きちんと返済する。
この基本を守れば、ノンバンクの不動産担保ローンは強い味方になります。